ANAの上級会員にのみ保有を許されるスーパーフライヤーズカード。上級会員になるには50,000PP(プレミアムポイント)を獲得するために飛行機に乗りまくる、これをANA修行・SFC修行と言います。今回はまったくの初心者から2017年に無事スーパーフライヤーズカードを取得した経験から、タイプ別のSFC修行のおすすめプランをご紹介します。
これから修行計画を立てられるかたに少しでも参考になれば。
SFC修行の”すべて”をまとめました
選択肢1:国内でまったり?それともせっかくだから海外?
まず最初に大きな分かれ目になるのがこれ。国内で済ませたいか、それともせっかくの機会だから海外に行きたいか。これで大きくプランニングが変わります。
一般的には、PP(プレミアムポイント)取得は国内線が有利です。というのも「路線倍率」という設定があり、PP(プレミアムポイント)獲得効率が国内線は2倍になるからです。ちなみにアジア・オセアニア路線は1.5倍。その他海外(欧米など)は1倍です。
(ana公式サイトより)
ただ海外組には「国際航空券(国内区間)」というスーパーな制度があるので(後述)、こちらもオススメです。また当然ながら、海外の方が飛行距離が長い(=獲得マイルが多い)ので、獲得マイルをベースに計算するPP(プレミアムポイント)も一度にたくさんもらえるメリットがあります。
マイルとプレミアムポイントの違いはこちらの記事でまとめました
(事例)6月1日 羽田ー那覇便(プレミアムシート旅割28)の場合
- 獲得PP 2,860PP(=往復で5,920PP)
- 飛行時間:片道3時間(=往復で6時間)
- 1時間あたりのPP獲得数:約950PP
(事例)6月1日 成田ーシンガポール便(プレミアムエコノミー)の場合
- 獲得PP 5,368PP(=往復で10,736PP)
- 飛行時間:片道7時間(=往復で14時間)
- 1時間あたりのPP獲得数:766PP
というわけです。飛行機に乗っている時間だけで比較しても、国内線の方が効率がいいのですね。ただ獲得PP(プレミアムポイント)に注目すると、やはり距離がある海外路線が有利です(ただしアジア・オセアニア限定)。
選択肢2:最安値で!それとも、多少費用がかかってもOK
つぎに分かれ目になるのが、最安値で修行をしたいか、それとも少しはお金に余裕があるか、です。
当たり前ですが、お金をかけた方が「楽に」修行できます。なのでこの選択肢は「体力的にきつくてもいいから1円でも安くしたい」か、「ちょっとお金かけてもいいので楽に修行したい」かという分かれ目とも言えるかもしれません。
ただどんなに安い方がいいといっても絶対に守らないといけないのは「国内線はプレミアムシート」、「国際線はプレミアムエコノミー」を利用することです。
そのあたりはこちらにまとめています。
最短最速!?たった3回で50,000PP貯める方法とANA上級会員になった効率重視のSFC修行プラン。マイルとプレミアムポイントの違いもこれで完璧!
そして、いよいよタイプ別のオススメプランです。
【修行は国内路線で。少しお金には余裕があるわ。タイプ】
「国内線プレミアムシート」を「プレミアム株主優待割引運賃」で利用。
行き先は日本全国お好きなところへ。羽田ー那覇を往復する超リラックスプランでもよし。羽田ー新千歳ー那覇ー羽田と、プレミアムシートで日本一周するのもよし。ほぼ希望通りのプランが組めるはず。
株主優待券についてはこちらにまとめました。
ANA株主優待券が高騰中でも安く買うコツ。株主優待が配布される5月と11月の中旬以降が安いので買うタイミングが大事。
【修行は国内路線で。お金はなるべく節約したい。タイプ】
「国内線プレミアムシート」を「プレミアム旅割28」で利用。
ただこの場合は、人気日はチケット争奪戦に参加しないといけません。平日に修行できる方にはスーパーオススメなプラン。休日だけしかできない方は・・・残念ながら争奪戦です。それもすさまじいレベルの争奪戦です。
そのあたりはこちらにまとめました。
プレミアム旅割28は激戦で取れないので、ANA修行・SFC修行はANA株主優待チケットがオススメ。
【せっかくなら海外へ。お金には少し余裕があるわ。タイプ】
「アジア・オセアニア路線」を「プレミアムエコノミー」で利用。
往復ともにラウンジが利用できるリラックスプラン。特に成田のANAラウンジは最高です♪
もしホテルをつけるなら、最安値保証のエクスペディアがオススメ。ぼくも3回シンガポールへ行きましたが、3泊ともエクスペディアで予約しました。コールセンターも日本語対応で安心です。
体験記はこちらに。
【ANA修行・SFC修行 OKA-SINタッチ】ホテルは少しずつグレードアップ。1泊5,000円の安宿から25,000円の5つ星へ。
【せっかくだから海外へ。できれば最安値で!タイプ】
「アジア・オセアニア路線」を「プレミアムエコノミー」で利用。かつ!「国際航空券(国内区間)」+お住まいの空港からの往復便をくっつける。
ここでさきほど出てきた「国際航空券(国内区間)」の登場です。これがなぜスーパーな制度かというと、国際線のチケットを買った場合のみですが、国内どこでも片道約5,000円でいけちゃうよ、しかもPPは100%つけちゃうからね!という夢のようなチケットだからです。
つまり例えば「国際航空券(国内区間)」に羽田ー那覇間を指定したら、わずか5,000円で1,968PPももらえちゃうんです!!
簡単に言うと、那覇からシンガポールへいくときとに、那覇空港からシンガポール便はないので、一度羽田か成田に飛ばないといけませんよね。その場合は(ちょっとかわいそうだから)チケットの料金を安くしますね。というのが本来の趣旨のはず。
ただPP(プレミアムポイント)を100%つける、というのは謎のシステム。このシステム謎すぎるので、いつ終わるかわかりません。ご利用はお早めに。
ただし!このプラン、かなーーーーりしんどいので、これまたご利用は計画的に・・。
というのも、たとえば「那覇ー羽田ーシンガポールー羽田ー那覇」というプランを組んだとします。でもですよ、那覇に住んでませんよね・・??つまり、もし東京在住の場合は、前後に羽田から那覇の往復を挟む、「羽田ー那覇ー羽田ーシンガポールー羽田ー那覇ー羽田」という想像を絶するプランになるのです。。ぼくはこれを2回経験しました。(しかも成田ー羽田間の陸移動付き・・・)
体験記はこちらにまとめています。
【ANA修行・SFC修行体験記 1日目】OKA-SINタッチ(オカシンタッチ)。初めてのANAラウンジに興奮。でも体力はかなりつらいので要注意。
少しだけ制度に変更があります。ただしプレミアムエコノミー利用の場合は問題ありません。
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ANAの「国際線 国内区間」のプレミアムポイント獲得数に変更あり。ブッキング(予約)クラスによっては積算率が100%になりません。
「修行」も一度はやってみてもいいかも。でももう一度やるなら・・・
50,000PP(プレミアムポイント)獲得のうち、体力勝負の「修行」も一度は入れてもいいかもです。一生の思い出にはなります。でももしぼくが今から修行をするとしたら・・・(たとえばダイヤモンド会員になるための修行とか)。
国内線プレミアムシート&プレミアム株主優待割引運賃の一択です。理由は、楽しすぎるからです♪全然修行じゃない。むしろ超快適。こんな楽しい遊びはない!くらい。
しかも株主優待割引は直前まで変更OKなので、天気が晴れた休日に「あっ今日沖縄行こうかなー」って飛行機乗れるんですよ。もちろん北海道でも福岡でも。こんな贅沢な遊びってあります??
*個人的には羽田ー新千歳ー那覇ー羽田の1日プレミアムシート&空港グルメツアーをちょっとやってみたいなー♪その翌週は、羽田ー関空ー福岡ー羽田でもいいかも♪
やっぱり一生の思い出にするプランがおすすめです
修行者の数だけプランがある。いい修行を♪
おおまかにタイプ別にわけてみましたが参考になりましたでしょうか?ぴったりハマるタイプがあればそれを貫くのもよし、いろんなタイプを組み合わせるのもよし。修行者の数だけプランがありますからね。このプランを考えるのがまた楽しいんですよね。
いい修行を♪そして必ずスーパーフライヤーズカードを手に入れてくださいね♪
上級会員になるならANA(青組)とJAL(赤組)がどっちがおすすめ?メリット体験談(レビュー)まとめ。
ANA上級会員そしてスーパーフライヤーズカード取得のための無料プチセミナー(Q&A)
2018年SFC修行プランも少しだけ。
【ANA修行・SFC修行2018】1泊2日で10,736PP獲得できるSINタッチプラン。那覇経由だと14,672PP。PP単価8円。