「マイル貯めて海外行ってきたんだー」なんて聞くと「いいなー」って思いながらも、どれくらいマイルを貯めたら飛行機に乗れるんだろう?って意外と知らなかったりします。というわけで、今回ANA(全日空)のマイルについて、そのカラクリを調べてみました。言い換えると、ANA(全日空)の飛行機にタダで乗るには、どれくらいマイルが必要なの?というまとめです。
国内線か国際線か、そして座席の種類によって価値が変わる
結論から書くと、国内線に乗るのか国際線に乗るのか、そして座席の種類によってどれくらいマイルが必要か変わってきます。同時に1マイルの価値も変わってくるのです。これからそれを細かく見ていきますね。
国内線か国際線か、どのエリアか
まずは国内線か国際線かによって必要マイルが変わります。同じくどのエリア、どの空港まで、と細かく必要マイルが変わります。
国内線は片道からマイルで飛行機チケットが取れますが、国際線は往復のみの利用になります。
人気のシーズンかどうか
つぎにシーズンです。ANA(全日空)の場合はローシーズン、レギュラーシーズン、ハイシーズンの3区分で必要マイルが規定されています。
座席のグレード
そして座席のグレードです。国内線の場合は、一般シートとプレミアムシート、国際線の場合は、エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスと当然ながら必要マイルが変わります。そしてなんと国際線の場合は、エコノミークラスよりもビジネスクラス、ビジネスクラスよりもファーストラスの方がお得になりますが、このあたりはまた後ほど。
必要マイルの確認は公式サイトでご確認ください
レギュラーシーズンに沖縄旅行へ(レギュラーシーズン羽田ー沖縄往復)
たとえば、レギュラーシーズン(6月10日)に沖縄に旅行にいくとします。出発地は羽田です。公式サイトを確認すると、往復18,000マイル必要です。
6月10日の羽田ー那覇のチケット料金はこちらです。
これを必要マイルで割ってみると・・・
一般料金 | 特割 | 旅割 | |
チケット金額 | 46,090 | 37,690 | 16,990 |
必要マイル | 9,000 | 9,000 | 9,000 |
1マイルの価値 | 5.12円 | 4.18円 | 1.88円 |
一番安い旅割チケットの料金を基準にした場合は1マイルの単価は1.88円になりました。旅割など安いチケットがあることを考えると、国内線をレギュラーシーズンに利用する場合は1マイル=約2円と考えてもいいのかもしれません。
ただ「明日どうしても沖縄に行かないといけない!!!」ってなったときは、旅割などお得なチケットは残っていません。となると一般料金をお金で買うと46,000円ですから、1マイルの価値は5円を超えることになります。
レギュラーシーズンにエコノミークラスでハワイ旅行へ(ハイシーズン羽田ーホノルル往復)
今度は、レギュラーシーズンにハワイに行くとします。座席グレードはエコノミー。公式サイトを確認すると、往復40,000マイル必要です。
6月10日の羽田ーホノルルのチケット料金はこちらです。
往復で約100,000円。
これを必要マイルで割ってみると・・・
エコノミークラス料金 | |
チケット金額 | 100,000円 |
必要マイル | 40,000 |
1マイルの価値 | 2.2円 |
ハイシーズンにビジネスクラスでハワイ旅行へ(ハイシーズン羽田ーホノルル往復)
さあいよいよビジネスクラスを利用する場合の1マイルの価値はいくらになるんでしょう。しかもハイシーズン!ドキドキしますね。必要マイルはこちら。どーん68,000マイル!!
ハイシーズンの羽田ーホノルルのビジネスクラスチケット料金はこちらです。
約550,000円になります。
これを必要マイルで割ってみると・・・
ビジネスクラス料金 | |
チケット金額 | 550,000円 |
必要マイル | 68,000 |
1マイルの価値 | 8.0円 |
なんと1マイルの価値は8円まで急上昇!!!じつは海外航空券は、エコノミークラスよりもビジネスクラスの方がかなりお得になるんです。今回はその差が4倍になりました。
すべてのビジネスクラスで1マイルの価値が8円になるわけではありません。ぼくが家族4人でビジネスクラスを利用したときには1マイルの価値は5ー6円程度でした(320,000マイルで1,700,000円相当のチケットをゲット)。
1マイルの価値は?まとめ
1マイルの価値は、目的地やチケットの種類、シーズンなどによって変わりますが、一般的には1マイル2円ーと考えてよさそうです。そしてよりお得にマイルを使いたいならビジネスクラスなどを利用すると1マイルの価値を4倍以上の8円(時期によっては6倍の12円)にすることもできる、ということですね。ぜひ参考にされてみてください。
(注意)特典航空券のこども料金について
特典航空券には子供料金の設定がありません。そのため、大人と同じマイルを使ってチケットをとるか、大人だけ無料チケットをとって、こどもは子供料金で別に購入するの2択になります。ケースバイケースでどちらがお得になるか計算が必要ですね。
家族4人でビジネスクラス特典航空券を利用してアメリカへ
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家族4人で人生初のANAビジネスクラス。フルフラットシートから食事、いたれりつくせりのサービスまで。満足度が高すぎる。
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