ANA修行・SFC修行 クレジットカード

ANAマイルを貯めるのに一番お得なカードは?カード利用金額ごとのオススメを徹底検証。

投稿日:2018年4月21日 更新日:

クレジットカードでもANAマイルを貯めるなら、お得に貯めたいところ。そこで気になるのが年会費とマイル獲得効率のバランス。どのカードが一番お得になるでしょうか。年間利用別に計算してみました。

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今回お得度ランキングに登場するカードはこちらの5枚です。

  • ANAダイナースプレミアム
  • ANAVISAプラチナプレミアム
  • ANAアメックスゴールド
  • SPGアメックス
  • ANAVISA一般カード

それぞれのカードの特徴を簡単にまとめておきます。

ANAダイナースプレミアム

100円利用で2マイルもらえる世界最強のポイント還元率を誇るカード。ただし年会費も167,400円とこちらも最高レベル。

ANAVISAプラチナプレミアム

1000円利用で1.5マイルもらえるVISA最高峰のカード。年会費は86,400円とカードグレードを考えると比較的安め。

ANAアメックスゴールド

100円利用で1マイルもらえるアメックスカード。年会費は33,480円

SPGアメックス

ANA提携カードではないにもかかわらず、条件付きで100円利用で1.25マイルもらえるアメックスカード。年会費は33,480円。マイルだけではなく2年目以降は無料でホテル宿泊もできる知る人ぞ知るお得カード。ただしANA提携カードではないので、SFCはのせられないことに注意。

ANAVISA一般カード

ANA提携カードとしてはエントリーカード。100円利用で0.5マイル(追加費用不要の5マイルコース)年会費は2,160円

今回の比較ではリボルビング払いによるポイントアップ、年会費割引による獲得効率アップは加算していません。たとえばANAダイナースプレミアムではリボルビング払いで100円3マイルになります。ただリボルビング払いの手数料などで実際もらえるポイント効率に差が出るのと、個人的な意見として、リボルビング払いは信用情報にも記録されてしまうのであまりオススメしたくない、という理由もあります。

「もらえるマイル数」を比較

いよいよ検証のスタートです。まずは5枚のカードでもらえるマイル数を比較しましょう。

それぞれのカードの利用金額別の年間獲得マイル数合計

まずそれぞれのカードの利用金額別に、どれくらいマイルがもらえるかまとめてみました。利用金額は月5万円で年間60万円、月10万円で年間120万円、月20万円で年間240万円、月30万円で年間360万円、月50万円で年間600万円、月60万円で年間720万円としています。

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 12,000 24,000 48,000 72,000 120,000 144,000
VISAプラチナ 1.5% 9,000 18,000 36,000 54,000 90,000 108,000
アメックスゴールド 1.0% 6,000 12,000 24,000 36,000 60,000 72,000
SPGアメックス 1.25% 7,500 15,000 30,000 45,000 75,000 90,000
VISA一般 0.5% 3,000 6,000 12,000 18,000 30,000 36,000

ANA提携カードの入会・更新のたびにもらえるボーナスマイルがあります

そして忘れてはいけないのがボーナスマイル。ANA提携カードは入会もしくは更新ごとにマイルがもらえるのでそれをまとめておきます。年会費が高額なプレミアムカードは10,000マイル、ゴールドカードは2,000マイル、一般カードは1,000マイル、SPGアメックスはANA提携カードではないので0マイルです。

カード 入会更新マイル
ANAダイナースプレミアム 10,000
ANAVISAプラチナプレミアム 10,000
ANAアメックスゴールド 2,000
SPGアメックス 0
ANAVISA一般 1,000

年間利用金額のマイル数とボーナスマイルの合計

最後に年間利用金額でもらえるマイルと入会・更新でもらえるボーナスマイルを足して、マイルの合計を出します。これが5枚のカードそれぞれが最終的にもらえるマイル数になります。

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 22,000 34,000 58,000 82,000 130,000 154,000
VISAプラチナ 1.5% 19,000 28,000 46,000 64,000 100,000 118,000
アメックスゴールド 1.0% 8,000 14,000 26,000 38,000 62,000 74,000
SPGアメックス 1.25% 7,500 15,000 30,000 45,000 75,000 90,000
VISA一般 0.5% 4,000 7,000 13,000 19,000 31,000 37,000

「もらえるマイル数」の獲得単価を計算

もらえるマイル数がわかったところで、今度はそのマイルをもらうために、いくらお金が必要だったか、つまり「マイル獲得単価」を出します。

ここの計算が少しだけ複雑なのですが、最低でも年会費2,160円のクレジットは保有しないといけない、という前提で、ANAVISA一般カードを基準に考えます。カードの年会費が高くなっていくにつれて「より多く支払うことになった金額(つまり年会費の差額)」/「より多くもらえることになったマイル数」という計算式で、マイル獲得単価を比べていきます。それがこちらです。どん!

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 9.2 6.1 3.7 2.6 1.7 1.4
VISAプラチナ 1.5% 5.6 4.0 2.6 1.9 1.2 1.0
アメックスゴールド 1.0% 10.4 5.2 2.6 1.7 1.0 0.9
SPGアメックス 1.25% 8.9 3.9 1.8 1.2 0.7 0.6
VISA一般 0.5% - - - - - -

1マイルの価値はどれくらい?

ここでこの表が何を意味するのか確認が必要です。いまは「マイルを獲得するために必要なお金」を検討していますが、じつは1マイルはいくらの価値になるのかがわからないと、お得かどうかの判断はできません

たとえば「使うときに」1マイルが1円の価値があるとしたら、1円以下で1マイルもらえるのあればお得、逆に1マイルもらうのに1円以上かかるようであれば損、ということになります。

結論から書くと、あくまでもマイルを無料航空券と交換する、という前提だと1マイル2円が基準になります。ハイシーズンやビジネスクラスなど購入金額が高いチケットになると、1マイル5円以上高いときには1マイル8円という価値になることもあります。

そのあたりはこちらの記事にまとめました。

年間120万円までは一般カード。年間240万円ならSPGアメックスがお得に。

ここでもう一度さきほどの表を見てみます。獲得単価が2.0円以下になるところに色をつけてみました。

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 9.2 6.1 3.7 2.6 1.7 1.4
VISAプラチナ 1.5% 5.6 4.0 2.6 1.9 1.2 1.0
アメックスゴールド 1.0% 10.4 5.2 2.6 1.7 1.0 0.9
SPGアメックス 1.25% 8.9 3.9 1.8 1.2 0.7 0.6
VISA一般 0.5% - - - - - -

ANAVISA一般カードを基準にすると、年間カード利用額120万円までは、ほかすべてのカードで1マイル獲得単価が2円を超えています。つまり、マイルを貯めて無料航空券をもらうより、カード年会費を貯めて、貯めたお金で航空券を買ったほうがお得、という計算になります。

一方で色がついた部分は、高い年会費を払ってでも、マイルを貯めて航空券にかえたほうが、現金で買うよりお得、という計算になります。

年間利用金額120万円(月額10万円)では、高いクレジットカードは不要。年間240万円利用でSPGアメックスカードが浮上(ただしANA提携カードではないのでSFCはできない。)

SPGアメックスとANAVISAプレミアムとANAダイナースプレミアムは?

じつはこの比較はあくまでも相対的なもの。基準のカードをどれにするかで、数字は変わっていきます。というわけで、今度は基準のカードをSPGアメックスカードにして、ANAVISAプラチナとANAダイーナースプレミアムを比べてみます。一気に結果をだします。どん。

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 9.2 7.0 4.8 3.6 2.4 2.1
VISAプラチナ 1.5% 4.6 4.1 3.3 2.8 2.1 1.9
SPGアメックス 1.25% - - - - - -

SPGアメックスを基準にすると、1マイル2円を下回るのはANAVISAプラチナで年間720万円利用したときだけでした。やはりSPGアメックスカードのパフォーマンスはすごいです。

直前、ハイシーズン、ビジネスクラスでは1マイル5円以上で計算可能

ただし、さきほど少しお伝えしましたが1マイル2円というのは、あくまでも最低保証に近い金額です。一番安い旅割チケットを買うことと比較したときのお得度です。なのでたとえば直前にチケット購入するとき、ハイシーズンのチケット購入するとき、ビジネスクラスを購入するとき、などと比べると1マイル5円以上で計算できます。

その計算でみてみると・・・・

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 9.2 7.0 4.8 3.6 2.4 2.1
VISAプラチナ 1.5% 4.6 4.1 3.3 2.8 2.1 1.9
SPGアメックス 1.25% - - - - - -

なんと年間60万円でもANAVISAプラチナでも十分お得になる計算です。このあたりはマイルをつかってどんな航空券が欲しいかによりますね。ぼくの友人は事前に予定がわかっているときには安いチケットを普通に購入して、急な出張などチケットが高いときにマイル航空券を利用しているようです。賢いですよね。

SPGアメックスのマイル効率はかなりお得。ただしビジネスクラスなどを検討するのであればハイクラスカードのほうがお得に。

最後にANAVISAプラチナとANAダイナースプレミアムを比較

最後に、ANAVISAプレミアムとANAダイナースプレミアムの比較です。年会費も超高額の対決です。

その計算でみてみると・・・・

カード 還元率 60万円 120万円 240万円 360万円 600万円 720万円
ダイナースプレミアム 2.0% 27.0 13.5 6.8 4.5 2.7 2.3
VISAプラチナ 1.5% - - - - - -

この最高峰カード対決は、1マイル2円で計算するとANAVISAプラチナカードが有利のようです。ただ1マイル5円で計算すると年間360万円あたりで逆転します。

1マイル2円で計算するとANAVISAプラチナカードの勝ち。ハイシーズンチケットやビジネスクラスを狙うならANAダイナースプレミアムが年間360万円あたりで逆転。

マイルをお得に貯めるなら年間利用金額でしっかりご判断を

ポイント還元率!!とかマイルが貯まる!!!などという言葉は魅力ですが、貯めたマイルをどういう風に使うのか、そもそも年間どれくらい決済するのか、で大きく判断が変わってきます。高い年会費を払って「年会費負け」しないようにじっくり検討してくださいね。

マイルをお得に貯めるには家族カードも大きな武器です。家族カードについてはほとんどのカードが年会費が別途かかります。それを加味すると家族会員無料のANAダイナースプレミアムカードが上記のまとめよりやや有利になります。

わが家はANAダイナースプレミアムをメインカードにしています。

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ANAカードをつくるなら、ANAから「もれなくマイルがもらえる「マイ友プログラム」」を使わないと損

もれなくマイルがもらえる「マイ友プログラム」

ANAカードをつくると、ANAからもれなくもらえるマイルプレゼント制度があります。それが 「マイ友プログラム」。クレジットカード会社のキャンペーンとは別にもれなくもらえるマイルですので、もらえるものはもらっておきましょう!




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