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30万円からの株式投資。なるべく損したくないときの6種類のおすすめ投資運用。定期預金、投資信託、株主優待さらには米ドル定期預金まで。

投稿日:2018年11月16日 更新日:

30秒でわかるこの記事のまとめ

  • 30万円からはじめる投資方法
  • いろんな会社の株を詰め合わせた「投資信託」
  • 「株主優待」でお得な投資
  • 配当金をたくさんもらえる「高配当投資」
  • アメリカのドルを買う「米ドル定期預金」

投資に興味があってもやっぱり損するのは嫌だし、そもそもどんな投資方法があるとかなどわからないことがたくさんあると思います。今回は「もし30万円を投資運用できるとしたら」というテーマで、個人的におすすめできる6つの投資方法をご紹介します。

できれば10年ほどは使うあてのないお金を運用資金にすることをおすすめします。また年利や金利は記事執筆時点の数字となっています。

30万円おすすめ投資の基準:普通預金

投資運用の基準にするのは、銀行への普通預金です。

え?預金って投資なの?
友人

88BLOG
銀行にお金を預けるのは立派な投資運用なんですよ。

銀行に10年間お金を預けている場合の投資を基準として、それぞれのおすすめする投資方法がどれくらい収益が期待できるか、という視点でのまとめました。

ちなみにその基準はこちら。三菱UFJ銀行にお金を預けていた場合の利率の年利0.001%です。

普通預金の期待値

(1)【元本】 300,000円:100%保証

(2)【利息】 300,000円×0.001%×10年=30円:利回り保証

30万円おすすめ投資1:定期預金

まず最初におすすめするのは定期預金です。これは聞いたことありますよね。

定期預金の場合は満期になるまで(今回は10年間)預けたお金を引き出せないのですが、10年後には30万円+利息が100%確実に返ってきます。

銀行の普通預金と同じく100%確実に増えて返ってくるという安心はありますし、利息は0.01%と普通預金の10倍になります。

普通預金の期待値

(1)【元本】 300,000円:100%保証

(2)【利息・利回り】 300,000円×0.01%×10年=300円:利回り保証

30万円おすすめ投資2:日本国債

つぎにおすすめするのは日本国債。国債とは国にお金を貸すこと、つまり日本国債とは日本という国にお金を貸すということです。預金は銀行にお金を預けることでしたが、国債は日本に貸すんですね。

じつは日本国債は貸したお金は100%返ってくるものではありません。日本が破産してしまうとなかったことにされてしまうお金です。逆にいうと日本が破産しないかぎり絶対お金が返ってきます

日本国債の利回り(利息)は0.1%です。10年後の期待値は+3,000円にまであがってきました。

日本国債の期待値

(1)【元本】 300,000円:日本が破産しない限り保証

(2)【利息・利回り】 300,000円×0.1%×10年=3,000円:利回り保証

30万円おすすめ投資3:投資信託

10年間で+3,000円だとちょっと寂しいから、もう少し増える投資方法を知りたい。
友人

こういう方は「投資信託」がおすすめです。

ちなみに投資信託の特徴は2つあります。

  1. いろんな会社の株を集めたお楽しみ袋のような投資メニュー
  2. プロに手数料を払ってかわりに運用してもらう

です。

いろんな会社の株を集めたお楽しみ袋

投資信託は株に投資するわけなので、会社の業績などで投資したお金が減ってしまうことも十分にありえます。もし1社の業績が悪くなってもその他の会社ががんばることで業績をカバーできるというメリットがあり、そのためにいろんな会社の株を集めたお楽しみ袋に投資する、というのが投資信託の特徴です。

また万が一1社が倒産したとしても投資金額が0になることはありません

プロに払う手数料

投資信託はプロにお願いするので手数料がかかりますが、いまはかなり手数料も安くなっていますし、毎日株価とにらめっこしなくてすむので気軽に投資できます。ぼくも投資信託を続けています。

3%ー5%の値上がりは十分期待できる

株なので元本の保証も利回りの保証もありませんが、統計的には運用している10年間の間に3-5%の値上がりは十分に期待していいと思います。

10年間の間に投資信託が3−5%値上がりしたときに解約して利益を確定させる、という意味です。

88BLOG
ぼくが購入した投資信託は20%ほど値上がりしたものもあります。

投資信託の期待値

(1)【元本】 300,000円:保証なし

(2)【利息・利回り】 300,000円×3-5%=9,000-15,000円

30万円おすすめ投資4:株主優待株

続いておすすめするのは株主優待がもらえる株への投資です。

株主優待とは、株主に自社の商品や割引券、クオカードなどをおまけとしてもらえることです。株主優待がもらえる株を株主優待株と言います。

30万円で買える株で株主優待がもらえる株はこういう会社があります。

ステーキ・ハンバーグレストランのブロンコビリー

充実したサラダバーが人気のステーキレストランブロンコビリーは、お店でつかえる2,000円割引券を年2回もらえる株主優待株です。2,000円を年2回なので4,000円分の割引券です。毎年家族でタダで外食できますね。

ブロンコビリーの期待値

(1)【元本】 300,000円:保証なし、ただし値上がりする可能性もある

(2)【優待】 2,000円割引券×年2回×10年=40,000円相当:利回り保証

公式情報:https://www.bronco.co.jp/ir/stockholder.html

コメダホールディングス

人気のカフェ「コメダ珈琲」を運営するコメダホールディングスも株主優待株です。こちらもコメダ珈琲で使える1,000円相当の電子マネーを年2回もらえます。

しかも執筆時点では予算30万円を大きく下回る22万円ほどで購入できます。

コメダホールディングスの期待値

(1)【元本】 220,000円:保証なし、ただし値上がりする可能性もある

(2)【優待】 1,000円割引券×年2回×10年=20,000円相当:利回り保証

公式情報:http://www.komeda-holdings.co.jp/ir/stockholder.html

もちろん食品メーカーなどは自社製品を送ってもらえたりいろいろ楽しい株主優待もあるようです。

30万円おすすめ投資5:高配当の国内株式

続いては、株主優待ではなくて「配当」という形でお金をもらえる株への投資です。どれくらいの金額が配当としてもらえるかは会社によって違いますし、利益状況によっても変わります。

業績安定かつ高配当の一押し株は商社

記事執筆時点で、業績が好調でかつたくさん配当金がもらえるおすすめ株は総合商社です。たとえば住友商事。2015年から2017年にかけて利益が急拡大していて、2018年決算予想はさらに拡大見込みです。

そんな会社の配当予想は年間7,500円となっています。(1株75円の配当。株は100株単位で購入するので実質は7,500円となります。)

いまの株価は1,750円前後。さきほどもお伝えした通り100株単位で購入するので、1,750円×100=175,000円で住友商事の株主になれて、年間7,500円の配当がもらえます。

高配当銘柄の住友商事の期待値

(1)【元本】 175,000円:保証なし、ただし値上がりする可能性もある

(2)【配当】 7,500円×10年=75,000円

公式情報:https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/ir/stock/information

会社が発表している配当予想だけで購入するのはオススメしません。あくまでも会社の未来に期待できるかどうかをベースにしてください。

30万円おすすめ投資6:米ドル定期預金

最後にご紹介するのは、米ドル定期預金です。その名のとおり、アメリカドルの定期預金です。

最初にいってた銀行の定期預金と何が違うの?
友人
88BLOG
利息が全然違います

日本の銀行に日本円をあずけていく定期預金はさきほどお伝えした通り、30万円を10年間預けることで300円ほどお金が増える計算でした。

これをアメリカドルとしてお金を預けるとわずか3年で年間2.5%の利息がもらえるんです。

ただもちろんいいことだけではありません。マイナス要因もあります。

円をドルに、ドルを円にするときに手数料がかかる

まずドルで貯金するには今持っている円をドルに変えないといけません。その両替手数料がかかかります。ただネット系の銀行を利用すると手数料はかなり安くなっています。

米ドルと円の価値が変動する

これは株の値上がり値下がりと一緒で、いつも米ドルと日本円の価値は変動しているので(円高とか円安とかいわれるもの)、タイミングによっては元本割れという状況になっている可能性もあります。

米ドル定期預金の期待値

(1)【元本】 300,000円=約2,654ドル(1ドル113円計算):保証なし、ただし値上がりする可能性もある

(2)【利息・利回り】 2,654ドル×2.5%×10年=663ドル=約75,000円

日本円だと300円でアメリカドルだと75,000円ってなんだよ。。。ってなるな。
友人

米ドル定期預金について

米ドル定期預金についてはこちらの記事にくわしくまとめました。

単純利回りまとめと比較

最後におすすめの投資方法をまとめてみました。30万円を10年間運用した場合の期待値です。

元本保証 期待値
普通預金(基準) あり 30円
定期預金 あり 300円
国債 ほぼあり 3,000円
投資信託 なし 9,000ー15,000円
株主優待株 なし 40,000円相当もあり
高配当株 なし 75,000円
米ドル定期預金 なし 75,000円

いかがでしょうか。もうすでに銀行にあずけておくだけの時代ではなくなっています。もちろん投資や運用にはリスクがあるので、とることができるリスクと期待できるリターンのバランスをとって、投資運用をやってみることをオススメします。

今回は「30万円からの株式投資。なるべく損したくないときの6種類のおすすめ投資運用。定期預金、投資信託、株主優待さらには米ドル定期預金まで。」という記事でした。

ぼくのはじめての投資信託

ぼくのはじめての投資信託は年間3%の利回りを狙いました。

はじめての株式投資は投資信託で。低リスクで年利3%を目指す運用として投資信託を選んだ理由とポートフォリオ。

単純利回りと複利について

わかりやすく単純利回りで計算しています。長期運用で大きなメリットのある「複利」については下記の記事にまとめています。

「複利(ふくり)」とは。投資や運用をするなら知らないと損する「複利」の意味を初心者向けにわかりやすく説明します。



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