お金の勉強でいろんな投資を少しずつ実践しているなかで、メインで利用しているのはSBI証券。投資信託も米国ETFも全部SBI証券です。
そしてFX。SBI証券に「SBIFXα」というサービスがあり、そこでFX運用ができるのですが、同じSBIグループに「SBIFXトレード」というサービスがあります。これがまた分かりにくい・・・。この二つが同じなのか、違うとしたらどう違うのかを初心者目線で調べてみました。
SBIFXαは、SBI証券総合口座の一つのサービス
まずSBIFXαですが、これはSBI証券総合口座の一つのサービスです。SBI総合証券口座は、株取引をするときにつくる口座です。もっと簡単に言うと「SBI証券の口座」といえば、このSBI総合証券口座のことです。
SBI総合証券口座を開設すると、いろんな取引が可能になります。日本株も外国株も投資信託も米国ETFも。まさに総合口座です。そしてFXも一つのサービスとして利用できます。これがSBIFXαです。
FX専用のサービスがSBIFXトレード
その一方で、FXだけのサービスとして提供されているのが「SBIFXトレード」です。SBIFXトレードの口座を開設しても、株取引などはできません。あくまでもSBIFXトレードの口座ではFXのみの取引です。
SBIFXトレードのメリット
となりますよね。
でもじつはFXをやるなら、SBIFXトレードのほうがオススメできる理由がいくつかあるんです。
手数料(スプレッド)が安い
まず最初にこれ。手数料が安い。
FXは、たとえば米ドルと円の取引をする場合に、円で米ドルを買う、そして買った米ドルを円に戻す、という1回の取引に2回の売買が必要ですが、その手数料をスプレッドと言います。そのスプレッドがSBIFXトレードの方が安いんです。
SBIFXα | SBIFXトレード | |
米ドル | 0.5 | 0.27 |
豪ドル | 1.4 | 0.59 |
ポンド | 2.2 | 0.89 |
ユーロ | 1.4 | 0.39 |
ここに出した通貨はごく一部ですが、ほぼすべての通貨でSBIFXトレードの方が手数料が安いです。とくに米ドルの0.27銭は業界最安値と言われています。
取引通貨数が多い
つぎに、SBIFXトレードの方が取引できる通貨数が多いのもメリットです。個人的には「日本語でニュースが入ってこないエリアの運用は難易度が高い」と思っていますが、FXとしては、運用の選択肢が広い方がいいですよね。
積立FXで運用を選べる通貨が多い
FXというと、短時間で売買を繰り返すイメージが大きいと思いますが、そんなことはなく、積立という形で長期運用で利子を狙う運用もあります。これをSBIでは積立FXといいますが、この積立FXにすると、SBIFXαでは取引できる通貨がもっと減ってしまいます。
- 米ドル
- ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- 人民元
- ランド
SBIFXトレードでは以下の通貨が積立FXで運用できます。
- 米ドル
- ポンド
- 豪ドル
- NZドル
- 人民元
- ランド
- カナダドル
- 香港ドル
- トルコリラ
ログインし直さなくていいのはSBIFXαの大きなメリット
もちろんお得なのは断然SBIFXトレードなんですが、じつはSBI総合口座のなかにあるSBIFXαも捨てがたいメリットが一つだけあるんです。それは「ワンクリックでFXの管理画面にいけること」です。
SBI証券総合口座とSBIFXトレードは別々のサービスなので、もちろん管理画面にはそれぞれログインが必要です。ただSBIFXαはSBI証券総合口座の一サービスなので、SBI証券総合口座に一度ログインすればワンクリックでFXの管理画面にいけるんです。
百聞は一見にしかず。こちらがSBI証券総合口座にログインした画面。
サイドメニューのFXをクリックするだけFXの管理画面へ
こちらの管理画面から取引をした場合は、SBIFXαでのFX運用となり、SBIFXα手数料がかかります。
もちろん「FXしかやらないないよ」という方には関係ないことなのですが、ぼくみたいに「株もやりたいし、投資信託もやりたいし、FXもやりたい」という方にとっては、SBI証券の口座を開設するだけなのですべて管理できるので、これは結構便利です。
FXをお得に運用するならSBIFXトレード
FXをお得に運用したいならSBIFXトレードを開設したほうがいいと思います。ぼくも開設しました。でもSBI証券総合口座からワンクリックで移動できるのも便利ですし、FXだけじゃなくて株や投資信託もETFもやってみてわかることがあるので、やっぱり総合口座もあったほうがいいと思います。