お金の運用に興味があり初めて株式投資をやってみることに。でもやっぱり損はなるべくしたくないので、初心者なりにいろいろ調べた結果、低リスクで年利3%を目指す投資信託を運用ポートフォリオとしました。
投資に興味をもった理由は物価の上昇(インフレ)
そもそもですが運用をしない、現金をタンス預金で持っておく。というのは、脱税以外にはメリットは一切ありません。
というのは、物価は確実に上がるからです。たとえば50年前は100円というお金はそこそこ大きいお金だったはずです。その100円をタンス預金していて、いまその100円をもらったとします。その場合の価値は「今のお金で」100円です。
でももし銀行に入れておいたとしたら、おそらく結構な価値になっていると思います。
ちなみに銀行や郵便局に預けておくのは「運用の一種」になります。現在の普通預金の金利は0.001%とかほぼ0ですが、一応利息がつきますから。低リスク低リターンですが立派な「運用」です。昔は年5%とか平気で利息がついていたんですよ。
銀行の利率が物価の上昇率を上回って入れば運用成功、下回っていたら損することに。
「じゃあ銀行にいれておけばいいんでしょ」となりますよね。ここからが少し難しい話になります。
さきほど少しお伝えしたように、現在の銀行の利率は0.001%程度のほぼゼロに近い状態。でも物価はどうでしょうか??いろんな食品や生活必需品の値段が上がっています。つまり、物価の上昇率に合わせてお金が増えていかないと、じっとしているだけで貯金が目減りしていくんです。
たとえば100円で買えていたマヨネーズが110円になってしまったとしたら、持っている100円の価値が下がってしまったということ。100円貯金あるからマヨネーズ買えるぜ!って威張っていたら、ある日突然マヨネーズが買えなくなってしまう、ということなんです。これが資産の目減りです。
消費税が上がると2%資産が減る
一番わかりやすいのは消費税。いま100万円貯金があったとします。来年消費税が8%から10%に2%上がるとします。となると、少なくとも100万円の貯金も同じようにプラス2%、つまり102万円にできないと、資産が目減りすることになります。
銀行預金で1年で最低2%資産を増やせるか、というと現在の状況では絶対にできません。なので、現時点では「銀行預金は負け確定の運用」です。
とくに初心者は、運用益2%以上を安定して運用したいのであれば投資信託。
銀行預金のままだと資産が目減りするとしたら、資産の目減りを防ぐための方法として株式運用が候補にあがってきます。株式を運用することで、物価の値上がりを十分上回ることができるからです。ただ「ではどの会社の株を買えばいい?」というのは初心者にはあまりオススメできません。
情報が少ない
まず企業と株価の分析をするには情報が少なすぎます。もちろんしっかり勉強すればいいのでしょうが、やっぱり初心者は不利だと思います。
値動きが気になってしまう
株を買うとその値動きが気になりすぎて、四六時中株価とにらめっこしてしまいがちです。しかも上がって喜び、下がって動揺し、とそんなことを続けていると、そもそも日常生活がおかしくなります。
となると、特定の会社の株を買うという方法は、投資・運用で生きていく!ということでなければおすすめできません。
運用をプロに任せる「投資信託」がおすすめ
そこでオススメなのは「投資信託」というもの。投資信託というのは、お金を預けてプロに運用してもらうことです。ただそんな大掛かりなことではなくて、たーーくさんある投資信託のメニューから、好きなものを選んで、そのメニューに投資をします。
もう少し詳しく言うと、いろんな投資信託はそれぞれテーマをもって運用しているんです。日本の株だけをいろいろ買っていきますよー、とか。アジアの株を買いますよー、とか。大きな会社の株しか買いませんよーとか。そのテーマが公開されているので、気に入ったメニューを買えば大丈夫です。
オススメの投資信託は?
あくまでも目標は年利3%の運用益、かつあまり大きなリスクを取りたくない(ノーリスクは不可能)という前提ですが、こんな感じで考えています。
1:報酬(信託報酬)が0.2%台以下と低額なメニュー
まずは信託報酬ですね。プロにお願いして運用するのでどうしても報酬が発生します。それを信託報酬というのですが0.2%台以下と低いところをオススメします。
2:購入、売却の手数料が無料のメニュー
つぎに投資信託の購入、売却の手数料が無料のメニューがおすすめです。もし購入手数料が有料だと、毎日購入するとすごい手数料になってしまいます。
3:インデックス型のメニュー
最後におすすめするのがインデックス型という投資信託メニュー。これは全体の大きな流れに沿った運用をします、というメニューなんです。全体の大きな流れ、がどこの流れかはいろいろありますが、例えば日経平均に連動していくようなインデックス型もありますし、アメリカの市場のダウ平均に連動していくインデックス型、などいろいろあります。
このメニューのメリットは、まさに全体の流れに連動してくれること。つまりあまり急上昇や急落が少なくて長い目でみれば高い確率で上昇傾向になる、という実績が出ている点です。今回の目標3%という数字はインデックス型でも十分可能性があります。
デメリットとしては、短期間で大きな利益を出したい場合にはあまり向いていません。
海外?日本?アジア?どこの経済に期待する?
ここまででかなり絞れてきます。最後は「どの市場に期待するのか」ですね。アメリカ市場なのか、日本市場なのか、アジア市場なのか。これは期待できるぞ!と思われる市場を選んでください。
日本に投資する投資信託の運用結果
ぼくも最初は日本全体の株価に連動する「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」というインデックス投資信託を購入しました。
ただ海外の経済にもっと期待しているところがありまして、ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンドを解約しました。赤線で囲った部分が「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」を買っていた時期です。
「ニッセイ-ニッセイ日経225インデックスファンド」の運用は短い期間でしたがしっかり利益を出してくれました。もちろん3%の運用利益の目標は余裕で達成できました。(単純計算で10%程度の運用利益)
最後にオススメの投資信託メニュー3本をご紹介
最後にオススメの投資信託メニューを3本ご紹介します。
「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」
運用テーマ:海外株式(日本以外)
信託報酬:年率0.216%以内 年率0.11826%以内に値下げされました。
「ニッセイ外国株式インデックスファンド」
運用テーマ:海外株式(日本以外)
信託報酬:年率0.216%以内
この二つはほぼ同じテーマで運用している投資信託メニューです。何が違うかといえば、運用している会社が違うだけです。ちなみにこの二つは日本以外の先進国(アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリアなど)の株式に投資している投資信託メニューです。
「ニッセイ日経225インデックスファンド」
運用テーマ:日本株式
信託報酬:年率0.216%以内
日本の市場に上場している主要企業225社の動き、いわゆる日経225という日本の経済指標に連動したインデックス型投資信託メニューです。こちらはぼくが最初に購入したメニューです。
まずはこの3本を検討してみるのがいいと思います。あとはテレビでも取材された、隠れた名企業を探すことに定評がある「ひふみ投信」のメニューも人気のようです。
いまのポートフォリオをご紹介
ぼくのポートフォリオは、さきほどご紹介した「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」に50%。そして同じ会社が運用する「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 新興国株式インデックス」を残り50%です。
似たような名前ですが、前者は「日本以外の先進国」、後者はその名の通り「アジアを中心とした新興国」を対象とした運用です。この2本を「毎日」自動で購入しています。
現在の投資信託のポートフォリオ
現在の投資信託のポートフォリオは、
- 「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」に50%
- 「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に50%
にしています。世界経済に一番影響をあたえるアメリカ経済の成長(米国株式(S&P500))に50%、そしてアメリカだけじゃなくて日本や新興国、そして金などを均等に投資していくインデックスファンドバランス(8資産均等型)に50%です。いまのところ安定のパフォーマンスです。
焦りは禁物。毎日一定額を買い続けるのみ。
投資信託、かつ毎日購入とかなり安定した運用を心がけているにも関わらず、やっぱり気になるのは「相場がさがったとき」。でも悔しいから下がった時に気になるんじゃないんですよ。「買い増ししたくなる欲求を抑えるのが大変」なんです。
相場に絶対はありませんが、ぼくはインデックス型の投資信託は長期的にみたらほぼ確実に相場が上がると読んでいます。なので、ドカン!とさがったときは買い増しチャンス!だと思っています。
が、素人がこれをやるとやっぱりだめですね。方針がブレる、というのが一番危険。ぼくも一度それほど大きな金額ではありませんが、買い増ししたことがあって、見事失敗しました。
それからどんなに買い増ししたくても「買い増しは1投資信託につき1日10,000円まで」というルールを徹底することにしました。もうぶれません!
投資信託の購入はネット証券がオススメ
運用には証券会社に口座開設が必要ですが、楽天証券と楽天カードの組み合わせがとても有利に運用できます。
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