ひょんなところから参加することになった100キロウォーク大会。今年も友人が参加するってことを聞いてちょうど思い出しました。
いやあれは本当に言葉にするのも難しいほどのつらさ。何度も「もうやめよう」って思いました。ぼくは普段運動もしておらず、練習という練習もほとんどしていませんが、それでもなんとか完歩できました。時間にして23時間50分。
今回その秘訣というか、これには助けられたというおすすめグッズと、逆にこれはなくてもいいな・・というグッズをご紹介します。
これさえあれば100キロ完歩の可能性がかなり高くなります!逆にまったくグッズがないとかなり厳しいかと・・・。少なくともぼくは絶対に100キロ歩けていなかったと思います。
これから100キロウォークに挑戦するかた、準備をするかたに少しでもお役に立てたらうれしいです。
オススメグッズ1:靴(シューズ、スニーカー)が一番大事。ケチらないこと。選び方は幅広タイプで。
一番最初に用意すべきなのが、靴(シューズ)。
その意味ではオススメグッズというか必須グッズなんですが、大事なのは「ケチらない」ということ。履きなれたシューズがあるから、などの理由で適当に選ぶのはNGです。
あと靴の選び方として大事なのは、自分の足(幅)に合った靴(シューズ)にすること。大事なのは足幅です。日本人の足は一般的に幅広が多いので、欧米人重視でつくられているナイキやアディダスはかっこいいんですが、あまりオススメしません。
逆にオススメできるのはアシックス。日本製なので間違いありません。実際100キロウォーク大会ではアシックスを履いている人が一番多かったと思います。デザインよりも性能重視です。
ただ僕が選んだのはニューバランス。なぜかというと、たまたまぼくが履いたモデルが幅広タイプだったのと、ソールのジェル感がすごいフィットしたんです。
というわけで、結論としては、デザイン重視の靴(シューズ)はダメですよ。安いの買ったらダメですよ。繰り返しですが、靴が一番大事といっても過言でありません。
オススメグッズ2:CW-X スタビライクスモデル
これは超オススメ。機能性タイツの「CW-X スタビライクスモデル」。
パフォーマンスが全然違います。機能性タイツというものを初めて履いたのですが正直なめてました。もう足が勝手にすすむ感じです。相当なアシスト機能です。有名どころではぼくもつかったCW-Xシリーズですね。
ただなにぶん24時間歩き続けるので、下手すると股ずれになるかもしれないのでそのあたりはしっかりとフィットしたものをお願いします。ぼくは股ずれは起こしませんでした。
ちなみに「最初はCW-X履かないで、途中つらくなってから履こう」というのは無理です。あれだけのキツキツタイツを途中で履くエネルギーは一切ありません。逆に途中で脱ぐことも不可能です。最初から履いて、最後まで履き続けるしかありません。
ちょっと高いけど、100キロ歩くパートナーとしては最高です。
追記:膝上までのサポーター発見!!これは便利かも!
CW-Xは最高なんですが、さきほども書いた通り、腰まではくタイプなので、途中で着替えることは難しいと思います。
「どうしても途中で着替えたい」
「トイレのときにきついのはいやだ」
という方はこれはどうでしょう?膝上までのタイプ。
これだったら着替えしやすいし、トイレの時も脱がなくていいし(CW-Xはトイレのときにちょっとだけ力がいります)、夏場などの暑いときにもいいかもしれませんね。24時間テレビの坂本コーチも推奨されてるそうです。
サイズの測りかたも簡単。
腰まではかないタイプなので、サイズ違いも少なくていいですね♪
オススメグッズ3:バンドエイド マメ・靴ずれブロック
これはだまされたと思ってぜひ買ってください!(だまされても数百円です。)
要はジェルシートなのですが、これはぼくが完歩できた隠れたMVPグッズです。
実は完歩できない理由のほとんどは「豆の痛み」なんです。
体力そのものよりも、豆ができたり豆がつぶれたりしたその痛みと(ひどい人はベリベリ皮がめくれる方も)、それをかばいながら歩くことでバランスが崩れて、体力気力ともに削ぎ落とされます。
それを防ぐのがこちらのジェル。
もちろん豆ができたあとに貼ってもいいのですが、オススメは「豆ができそうなとき」です。ピリッとした痛みが走るときがそのとき。
24時間弱歩き続けて、小さな豆が1個できただけだったのは、間違いなくこのジェルのおかげです。
小さいので3セット(15枚)あっても全然OK。繰り返します。これは買ってください。そして豆ができる「前」に貼ってくださいね。
オススメグッズ4:ポータブル音楽プレーヤー
ウォークマンでもiPodでもいいのですが、好きな音楽は気分がのります。あとリズムがあるので、やっぱり足が前に進みます。
これはさっきのCW-Xタイツとは違い「本当につらいときの秘密兵器」にオススメです。
とくに夜間。ちょうど70キロー80キロあたりは深夜に歩くんですが、人もまばら、体力もつらい、そんなときはお気に入りの音楽の力を借りてのりきってください。
オススメグッズ5:靴下
靴下は大事です。靴下を変えることで驚くほど楽になります。
とくにぼくのときは豪雨だったので、一歩ごとにじゅちゃじゅちゃしてた靴下を変えると、一気に気分がのりました。でもすぐにじゅちゃじゅちゃですけどね。
もちろん雨じゃなくても靴下をかえることは、豆の原因の湿気を防ぐので効果的です。
あっ、おしゃれにくるぶし靴下とかNGですよ。
しっかり足首まで覆う靴下で。かつ、足底が厚いともっといいです。ぼくが持って行ったのはこちら。
でも今思うと、こちらのほうがよかったかもです。
5本指ソックスがお好きな方はこちら。スポーツタイツと同じ、安心のCW-Xでレビューも高いようです。
続いて逆にこれはいらなかった!というグッズ3選です。
いらなかったグッズ1:食料
これはまったく必要ありませんでした。理由はコンビニに売っているから。コース内のコンビニは、利用者を見越しておおよそ必要なものは在庫も豊富に用意してもらっています。コンビニは大活用しましょう。
いらなかったグッズ2:過剰な着替え
靴下はオススメですが、Tシャツなどは正直着替える体力はありません。どうしても心配な方はTシャツ1枚程度用意して、夜冷える前に着替える程度で十分だと思います。
いらなかったグッズ3:スマホのポータブル充電器
スマホいじる余裕はないです。それだけです。
(追記)傘は無理です。
あと一個だけいらないもの。それは、傘です。
もし雨が降ったとしてもレインコートやウィンドウブレーカーのフードでなんとかしのいでいる?人が多かったですね。たしかに傘さして100キロ歩くのは無理だと思います。
あっ、当たり前すぎて書いてませんでしたが薄手のフード付きのウィンドウブレーカーは必須アイテムです。夜かなり冷えます。これがあればカッパもいらないかも。。。
どうしても不安なかたは脱いだり着たりしやすいポンチョタイプがいいかもしれませんね。足元と靴はあきらめる!
(追記)トレッキングポールはもし買えるならあったら楽。これ反則じゃない?というほどに。
知り合いの方が100キロ挑戦することになってトレッキングポールの話に。試しに使わせてもらいました。感想。
それほどまでに歩くのが楽になります。ただ数十メートル歩いただけなので100キロ歩いたときにどうかはわかりません。
ただその方は屋久島などにも行かれていますが「これなしで歩ける自信はない」とのこと。
もしこちらも買うならケチらないほうがいいみたいです。カーボンは必須だそうですよ。
(追記 2017.05.23)練習について
あれからよく聞かれるのですが「練習ってどんな感じでやりましたか?」という質問。
じつは練習という練習は1回だけ。しかも30キロだけです。
ただその練習のとき本当に途中で「あーもう歩けないかも・・」と思いました。舐めるとダメよ、という神様からのお便りでした。でも30キロなんとか歩いたというのはやっぱり本番でも自信になりました。
あと、練習の時から本番と同じ靴、服装で歩いてみてくださいね。とくに「靴(スニーカー)」は絶対に履き慣れていてくださいよー。
自分のペースであるけばほぼ大丈夫。お友達とおしゃべりしながら・・・は厳禁!!
30キロで大変なのに100キロなんて・・・・と思っておられるかたもいらっしゃると思います。でも大丈夫。ほとんどの人はなんとか歩けるんです。ただ条件があります。
自分のペースで歩ければ!
です。
よくあるんです。お友達とおしゃべりしながら・・・というもの。これ厳禁です!100キロ歩けないときはこれがかなりの割合を占めると思います。
だって、お友達とは足の長さが違います。足を運ぶリズムも違います。点滅信号を渡る判断も違います。信号で休みたい人。なるべく止まりたくない人がいます。トイレのタイミングも違います。お腹がすくタイミングも違います。ノッテくるタイミングも違います。なんでもかんでも違うんです。
そうして「お友達と一緒に歩く」と少しずついろんなタイミングがずれ、お互いに疲弊してしまいます。そして歩けなくなってしまうんです。。。100キロウォーク大会は散歩じゃありません。
冷たいようですが、自分のペースで歩く。絶対に100キロ歩きたい方はこれは徹底してくださいね♪離れ離れになってもゴールしたら、一緒に感動できますから!完歩できたときの感動は、言葉では表現できませんよー♪
大事なことを忘れていました!100キロ歩くコツは、長時間休憩はぜったいダメ!!
100キロウォーク大会を完歩するために、ひとつ大事なことを忘れていました。
長時間休憩しないこと!
これはどうしてかというと、長時間休憩してしまうとヒザが固まってしまうからです。
ヒザが固まるって体験しないとよくわからないかもしれませんが、文字通り固まって動かなくなります。ほぐすまでにすごい時間がかかるので、休憩は5分、長くても10分程度にしておきましょう。
100キロ完歩できたときの安堵感・達成感は言葉にできません。
最後になりますが、いま振り返るだけでもげんなりするくらいつらかった100キロウォーク大会ですが、じつは娘たちとは一緒に歩いてみたいっておもってるんです。
悶絶レベルでしんどいんですけど、その道中の自分との戦い、そしてやっぱり完歩した先に言葉では表現できない安堵感、達成感。そういうのは感じてほしいんですよね。もちろん完歩できなくてもいいんです。その現実をしっかり感じてほしい。そんな気がしています。
この記事を読んでいただたいたすべての方が、すばらしいゴールの瞬間をむかえらえますように。
おすすめグッズまとめておきますね
最後におすすめグッズまとめおきますね!