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投資信託の「ブラインド方式」とは。ブラインド方式の意味と基準価格が翌日に公開される理由をわかりやすく説明します。

投稿日:2018年7月14日 更新日:

30秒でわかるこの記事のまとめ

  • 投資信託は1日1回「その日の金額」が決まりリアルタイムで価格が変動しない
  • 1日1回値段が決まるので「ブラインド方式」が採用されている
  • 「ブラインド方式」を採用している理由は、当日の市場の値動きを分かってから取引できると不公平になるため

はじめて投資信託を購入すると不思議なのが「自分が買ったと思っている金額と、実際に買えた金額が違う」というもの。反対に「自分が売ったと思っている金額と、実際に売れた金額が違う」ということもあります。

これは投資信託の「ブラインド方式」というものなのですが、ブラインド方式ってなに?ということはもちろん、投資信託の仕組みの理解が必要です。

投資信託はいろんな会社の株をまとめた大袋のイメージ

そもそも投資信託は、「今この瞬間の値段はいくら?」というのが難しいのです。なぜかというと、投資信託はいろんな会社の株をまとめた大袋のイメージ。その大袋に入っているいろんな会社の株価が変動している間は、それを全部リアルタイムで集計するのは事実上不可能だからです。

お楽しみ袋でもリアルタイムで値段が変動するETFという投資商品もあります。

1日1回すべての会社の株価が決まってから投資信託の金額(基準価格)が集計される

なので15時以降にすべての株価の終値が確定してから、投資信託の価格も確定します。これを「基準価格」と言います。繰り返しになりますが、基準価格は1日1回市場が閉まった後に確定します。

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トヨタと日産とホンダとスバルとスズキの株をまとめた「自動車投資信託」があったとすると(架空ですよ)、5社の株価が動いている間は計算ができないので、5社の株価が確定したあと(その日の15時以降)に、「自動車投資信託」の価格を決めましょう。ということです。

当日の投資信託の売買は「その日の基準価格」、つまり市場が閉まった後に確定する

ここからが本題です。投資信託の売買の金額は注文日の基準価格で実行されます。

ここでさきほどの話にもどると、投資信託の基準価格は「市場が閉まった後に確定」しました。つまり投資信託の注文を出した時点ではいくらで取引されるかはわからない、ということなんです。これを「ブラインド方式」と言います。

順番としてはこういう感じです。

  1. 投資信託の注文を出す(15時締め切り)
  2. 15時以降に投資信託の基準価格が決定する
  3. 決定した基準価格で注文が成立(はじめて成約金額がわかる)

ブランド方式が採用されている理由

投資信託でブラインド方式が採用されている理由は、この基準価格が1日1回決定されることが大きく影響しています。逆に基準価格が1日1回しか決定されないので、ブラインド方式にしておかないと不公平になるんです。

ブラインド方式じゃなかった場合

さきほどの「自動車投資信託(架空の投資信託)」を例にしてみると、昨日の基準価格が10,000円だったとします。

そして今日トヨタの業績がとってもよくないぞ!!というニュースが流れてきたとします。となると、おそらくトヨタの株の値段が下がりますよね。同時にトヨタの株がいっぱい入っている自動車投資信託の価値も下がることが予想されます。もしかしたら今日の15時以降の基準価格は9,000円まで下がってしまうかもしれません。

でも投資信託の基準価格は1日1回しか決定されないので、いま現時点の基準価格は昨日の10,000円になります。10,000円のうちに売っておけば、本当は9,000円の価値しかないのに逃げ切ることができます。それって不公平ですよね。というのが、ごくごく簡単に考えたときのブラインド方式の理由です。

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1日1回しか値段が決まらないので、今の今というリアル時間での価値とはギャップがでてしまう可能性がある、ということですね。

売買成立は15時以降の基準価格。受け渡しはさらに3日後になることも。

ここから少し応用になります。

投資信託の売買成立は、当日15時以降の基準価格になることは分かりました。でも実際に証券会社の管理画面を見てみると、翌日になっても売買の履歴は表示されません。2日後とか3日後に管理画面に反映されるんです。

売買成立とは別に「受け渡し日」というのがある

じつは投資信託は、売買成立もちょっと特殊なのですが、購入した投資信託の受け渡し、売却した投資信託の代金の受け渡しが即日ではなく2日後、もしくは3日後に設定されていることが多いんです。

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え?本当に買えてる?って心配になりました。

売買そのものは15時以降の当日の基準価格で成立しています。売買の成立と受け渡しのタイミングがずれているだけです。

とくに売却時には現金を受け取れるまで時間がかかるので注意

このタイミングのずれは、とくに売却時に注意が必要です。売却の注文は当日15時以降の価格で成立していますが、その売却したお金を受け取るのはさらに2日後、もしくは3日後になります。いますぐ現金が欲しい!という場合にはお気をつけください。

投資信託と個別株のいいとこ取りをした上場投資信託(ETF)もあります

このようにちょっとクセのある投資信託ですが、とくにインデックスといわれる全体のトレンドに合わせた投資信託は、運用成績としてはどんなに優秀なトレーダーよりも優秀と言われています。メリットデメリットをうまく組み合わせながら運用したいですね。

あと、投資信託のいいところ、個別株といわれる企業ごとの株のいいところを合わせたような上場投資信託(ETF)といわれるものもあります。上場投資信託(ETF)は、いろんな企業の株を袋にいれた投資信託でありながら、リアルタイムで売買ができます。ぼくは米国株で上場投資信託(ETF)を運用しています。

今回は「投資信託の「ブラインド方式」とは。ブラインド方式の意味と基準価格が翌日に公開される理由をわかりやすく説明します。」という記事でした。

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2人のムスメのパパで堅実派のプチ個人投資家(投資信託、国内商社、米国ETF)。2017年にSFC取得にどハマりしたあとのマイブームは「英語」。家族で毎年海外へいくのが目標(もちろんマイルで)。2018フロリダに、2019グアム予定、2020ヨーロッパが目標。クレジットカード大好き。ヘビが苦手。

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