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【独立する前に知っておきたい】起業10年目を迎えた社長が語る「10年続く失敗しにくい独立・起業」のアドバイス。

投稿日:2017年5月27日 更新日:

2007年に独立し、2017年に10年目を迎えました。まさに波乱万丈、いいこともそうでないこともたーくさんありましたが、なんとか事業を継続できていることはありがたい限りです。

ただ一方で10年前に一緒に盛り上がっていた会社のほとんどが、残念ながらいまは継続していないのもこれもまた事実。そういった経験から感じた「失敗しにくい方法」をまとめました。

「企業生存率」について

まず「会社が10年継続する確率は・・・30年継続する確率は・・・」というデータがいろいろありますが、あれは気にしなくていいと思います。調査の対象となる企業(や個人事業主)によって、かなり差がでますし。そもそもそんな統計に惑わされて独立を再検討するようだったら、最初からやめた方がいいです。

ただ!10年やると、その間大ピンチが2回から3回くらいはやってきます。それこそ事業継続を検討するようなレベルで。しかも間違いなく。それは覚悟しないといけません。ぼくもはっきり思い出すだけで2回あります。忘れたものを含めるともっともっとたくさんあります。

ホームランはいらない。ボテボテでも出塁できればOK。

独立してよくあるのが「ホームラン」を狙うこと。それも当たり前です。「ホームラン」をイメージできるから独立したくなるんです。でも実際は「ホームラン」ばかりを狙いだすと高確率で失敗します。ボテボテのゴロでも一塁にいくのが大事

よくあるのは「その市場規模どれくらい?」という質問。そういう話は大企業でやるべき。独立後は市場規模なんて関係ありません。目の前のあの人が買ってくれればいい。かつ規模も「それをやると10万円儲かるか儲からないのか」みたいな感じです。「月末に10万円お金が残る」ということをバカにすると高確率で失敗します。

でもそういうボテボテを続けていくと、あるときまぐれでクリーンヒットになるときがあって、さらにまぐれでホームランが出ることもあります。でも最初からそれを狙わない。イチローがよくいいますよね。「ホームランはヒットの延長だ」と。まさにそれです。

未確定の100万円よりも確定の50万円

企業の血液は現金です。現金が尽きると会社は終わります。たとえ売り上げががんがん上がっていても、大黒字でも、支払ってもらえなかったら会社は終わります。いわゆる「黒字倒産」というやつです。

そしてこの「支払ってもらえない」ということが、じつは結構な確率と頻度で世の中は起こっているんです。納品トラブルなのか、相手先にお金がないのか理由はさまざま。これはサラリーマン時代には全然知らなかったことです。

たとえば100万円の売上があったとします。これで一息つけるね!と、入金期日を楽しみにしています。そしていよいよその日がきました。ワクワクしながら記帳すると「あれ?入金されてない・・」。そして翌日も翌々日も入金されていません。お客様に連絡します。「あーちょっと待ってくれる?」みたいなことを簡単に言われちゃいます。連絡がついたらまだいい方。そのまま連絡がつかないことも・・・。実際に体験するとわかりますが、盛り上がった気持ちを地面に叩きつけられるような、もう最悪な感覚です。

そんなときにどうするか。たとえばお客さまが「50万円だったら払える」となったとします。ぼくだったらすぐに50万円を払ってもらって残額の50万円はもうあきらめます。そして忘れます。

えーもったいない!!しかもなんかムカつく!!!許せない!
友人
88BLOG
その気持ちもよくわかるよ。でも引きずられすぎるのはもっとよくないよ。

たいていこういうことを言ってくるお客さんは、仕事の要求も無理難題のことが多いので、よけいムカつきます。だから裁判でもいいから100万円全部回収してやる!!と、一度は思うし、やってみてもいいのですが、(やってみた経験からすると)「50万円もらって残額忘れる」のが最適解だとわかります(笑)。そして気持ちよく新しい場面で頑張ったほうがいいです。

ちょっと脱線しましたが、大事なのは未確定の100万円を追いかけるより、50万円を確定させるほうが大事ということ。損切りになるかもしれません。プライドを捨てることが必要かもしれません。それでも実際に「振り込まれるまでが仕事」です。

大企業よりも中小のオーナー企業を狙う(特にBtoB)

「ホームラン」にも似ているのですが、取引会社ってやっぱり大きな会社がいいですよね。ホームページに「取引先」を書く理由はそこですしね。もちろん取引先によって、自社の評価信用があがる一面もあります。それは否定しません。ただオススメは中小企業。しかもオーナー経営者の中小企業。理由はいくつかあります。

数が多い

単純に中小企業の方が数が多いです。大企業は数が少ない。競争率から考えると当然に中小企業をねらうべきです。

決断が早い

中小企業、とくにオーナー企業は決断が早いです。社長がOKと言えばOK。このスピード感はとても助かります。無駄なコストがかかりません。大企業はコンペとかやるし・・。コンペのための事前説明会とか・・・。

業者の変更が起こりにくい

中小企業のオーナーとコミュニケーションをしっかりとっていると、ニーズの変化にしっかり対応できます。そしてその関係性が強くなればなるほど、取引が継続しやすくなります。大企業って担当者が入れ替わったりすると大変じゃないですか。。

独立した瞬間に社会的信用は一度0(ゼロ)になることを覚悟する

会社にいるときはあまり気にしなかったのが「社会的信用」です。極論ですが、独立すると社会的信用は一度0(ゼロ)にリセットされます。とくに金融。住宅ローンはおろかクレジットカードさえつくれなくなります。(過去に作っておいたカードはもちろん独立後も継続OKです。)。欲しいクレジットカードは信用度の高い会社員時代にどうぞ。

もちろん「元○○」という肩書きもしばらくはついてまわります。人に紹介されるときも「元○○の方で・・・」と紹介され、「あーそうですか!」と会話が続くこともあります。が、それってほぼ無意味です。

しかももっとひどいケースだと、独立前に「独立したら応援しますよ!」と言ってくれていた取引先からも、相手にしてもらえなくなることもあります。

補足:信じられないかもしれませんが、独立したばかり企業って大企業のお客さんになることもできないんですよ。お金払うって言ってるのに「あなたのお金はいらない」って言われることがあるんです。

税金をなめない

これ地味に大事。税金なめると痛い目にあいます。ぼくは大丈夫ですが、税金で一気に人生まっしぐらした方も結構いらっしゃいます。しかも税金は自己破産しても免責されないで一生ついてきます。また税金ではないですが、従業員の労災保険に加入していなくて、社員の事故対応ができなくて一家離散になった人も。

後手にまわりがちな税金関連ですが、面倒臭いとかでほっといてしまうとか、脱税まがいのことはやめて、しっかり対応しましょう。

家族は大事にする

独立したからには「仕事一筋!」というものわかります。家族との時間はあんまりとれないことも多いです。でも「時間が取れない」ことと「大事にしない」ことはイコールではないです。時間が取れなくても大事にすることができます。そして家族を大事にすることは、事業と同じくらい大事です。

これは理想論とかじゃなくて、現実家庭がうまくいってないと顔つきなのか服装なのかわかりませんが、どこかにひずみがきて、それが不思議とお客さんに伝わってしまうんです。家ではふてくされてるのに、お客さんの前だけニコニコペコペコしてるって嫌じゃないですか。そんな人は売上もつくれないと思います。

だから「家族を大事にする」は起業するうえでとっても大事です。

起業やめたほうがいいの??いや起業してよかったこともたくさんあります。

こんなこと書いてると「起業やめたほうがいいの?」ということも言われそうですが、そんなことはありませんよ。起業してよかったこともたくさんあります。むしろぼくは起業してよかったです。幸せレベルが違いすぎます。

満員電車で通勤しなくていい、というのも超幸せですが、よくあるような「お金がなくても幸せ」というようなこともありません。物心両面しっかり充実してます。(充実してない時期も結構ありましたけどね。。)

ただ、これに気づくまでに4−5年かかったことを考えると、最初から知っていればもう少し楽だったかも。。。という気持ちもあります。

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これは10年前の自分にむけた書いたアドバイスです。

独立・起業は本人はもりあがりますが、家族や仲間も大きく巻き込みますので、すこしでも参考になればうれしいです。

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フリーランスとして独立、もしくは起業するときってこれからの未来にワクワクしますよね。でも10年以上会社を経営してきて感じるのは「勝つこと」よ ...





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2人のムスメのパパで堅実派のプチ個人投資家(投資信託、国内商社、米国ETF)。2017年にSFC取得にどハマりしたあとのマイブームは「英語」。家族で毎年海外へいくのが目標(もちろんマイルで)。2018フロリダに、2019グアム予定、2020ヨーロッパが目標。クレジットカード大好き。ヘビが苦手。

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